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猫・ショートショート あと66話


ninnpu

『妊婦と赤ちゃんとネコちゃん』


猫を飼っている人たちの疑問を聞き、手助けをする定期講座です。

<担当者>今月は「飼い猫の嫉妬と気まぐれへの対策」というテーマで講義を続けてまいりました。先週はネコが気に入る家具と音の位置についての講義でしたが、とても有意義な講座だったと好評でした。さて、今日は最終回です。

そこで最もご要望の多かった深刻なテーマ、
「生まれてくる赤ちゃんとネコちゃんが、最初から仲良くうまくいくようにする対策について」という問題に取り組みたいと思います。
(参加者から拍手)

さっそくテーマに入りましょう。

妊婦がつい犯してしまう過ちとは何か?

生まれてくるあかちゃんに愛情投入が過剰になり、飼い猫の存在を忘れてしまうことなのです。そのために猫はメランコリーになったり、凶暴になったりするケースが多いのです。
(妊婦たち、深刻にうなずく)

それを防ぐにはどうしたらいいのでしょう。
解決法はこれです。
お腹がおおきくなってきたら、徐々にネコちゃんの好奇心を満足させるよう務めることなのです。

具体的には?
赤ちゃんのことを、新しいお友達として納得させることなのです。
(会場からため息が)

<担当者> みなさん!お人形はもっていらっしゃいましたか?
<妊婦たち一同)>ハ~イ。

<担当者>ではそのお人形を生まれたばかりの赤ちゃんと仮定して、やさしくおっぱいを飲ませるポーズをとってください。
そうそう、みなさんさすがね。

お人形におっぱいを飲ませているところにネコちゃんが登場いたします。

ネコちゃんは最初は離れて見ていますが、興味を感じはじめ、少しずつ近寄ってきてお人形、実は赤ちゃんにさわろうとします。

そのときに、ネコちゃんに「赤ちゃんはあんたのお友達。可愛がってあげてね」
とやさしく言って、猫も愛撫してあげてください。

出産まで繰り返しているうちに、ネコちゃんもいつのまにか、新しいお友達が出来た気になってくるのです。
そうなれば、もう、心配なし。
生まれて来た赤ちゃんとネコちゃんを含めた、楽しい家庭を作ることができるでしょう。

さあ、みなさん、心をこめてやってみてくださいな。
私がネコちゃんのぬいぐるみを持って回りますから、本当のネコちゃんだと思って、いたわってあげてください。

・・・・そうそう、よくできましたね。じゃあ、次の方・・・思い切って、本当におっぱい飲ませるように感情を込めてやってみてはいかが?

<妊婦 G>ブラジャーもはずしてやってみようかしら。
ほんとう、このほうが気分が出るわ。
(ぬいぐるみのネコにむかって)「ジミーちゃん!あんたのお友達ができたのよ。うれしい?さ、イイコイイコしてあげて」

<担当者>ファンタスティック!!あなたは、赤ちゃんとネコちゃんのための、最高のマンマになれます。
じゃあ、次の方。

<妊婦 P>あたしはいつもノーブラなの。クチャクチャ。
<指導員>ガムはなるべく控えてくださいね。クチャクチャの音はネコの聴覚の神経には、あまり喜ばしくはないらしいの。

そうそう、立派だわ。可愛い赤ちゃんを作ってくださいね。
さあ、次の方。

<妊婦 F>我が家には適度な大きさの人形がなかったので、ここに来る前にウサギのぬいぐるみを買ってきたんです。女房がウサギがだい好きなので。

<担当者>あら~っ、男の方なのねっ!!!

<妊婦 F、実は男性>申し訳ありません。驚かせてしまって。
・・・でも胸に膨らみがないから、実技が難しいですなあ。

<お隣の妊婦>ほら、あたしのスカーフかしてあげるから、それを入れてふっくらさせると、実感がわくわよ。手伝ったげる。

<男性>ありがとう。これで何とかやって見よう。
「リリーや、赤ちゃんがおっぱい飲んでるんだよ。かわいいだろう?いいお友達になってあげるんだよ。」
こんなもんでいいんですかな?
(大拍手)

<担当者>今日の講座は女性ばかりと思っていたけど・・・すごいハプニングね。
<男性>はあ、実はですねえ、つまり・・・

<担当者>ツワリ?
まあ、奥様がツワリのために、旦那様がかわりにいらしたのね。みなさん聞きました?
なんて素敵なカップルなんでしょう!
(妊婦たちの大きな拍手)

<男性>いえ、つ、つまりですね。我が家では、猫の面倒を見るのは僕の役目なんですよ。女房が、だったらあんた行って来なさいよ、と言うもんですから。(K)



| 猫.cats,gatti 100の足あと | 23:32 │Comments2 | Trackbacks0編集

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コメント

男性が出て来ても,れっきとした男性のイメージを出すのが、このショートのみそ。
うまくいったかな?

2009.07.23(Thu) 10:11 | URL | ken|編集

この講座は物語なんだ!と思えないほどの書きはじめで 楽しかったので 冗談半分に私も書いたわけですから・・・・・。
ふざけたお話は Kenjiさんの思ったことを書けば もう ふざけているから 書こうと思わず 誰かに夕べのお食事の話をしてみれば もう ふざけているのでは。。。。。??あはは。
泣くお話より 笑うお話のほうが難しいのでしょうね。
ぱっと思ったり 少しお休みがあったりして 100編が出来上がるでしょうから 時間をあせらなくて大丈夫!
読者は 出来上がったときに 読ませていただきますので。
定期便で無くて大丈夫!!!

2009.07.23(Thu) 09:50 | URL | ふみ|編集

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すむらけんじ

作者: すむらけんじ
ミラノに住む広告イラストレーターです。このブログは今まで飼った猫、今飼っている猫のことを綴ったものです。
作者は左耳は生まれつき難聴にかかり、人口内耳に踏み切るまでの耳の歴史、未来のことなども連載しています。

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