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あどったrみ
ミャオけんのADOTTAMI記です。(1)
Adottare はイタリアでは養子にする、引き取るという意味です。
ボクを養子にして(もらって)!ってこと。
notteイラスト・すむらけんじ




決心する。又飼うぞ!

何処からもらってくる?

今まで飼った4匹は,コモ湖の知人からもらっていた。この家族は大きな庭を持っていて,雌ネコはひっきりなしに子供を生んでいたから、気に入ったのを貰っていた。
でも彼らはもういない。


インターネットで検索してみると,あるある、ネコ協会が。

MONDOGATTO協会(猫の世界と言う意味)
ADOTTAMI協会(上記の意味)
AMICIMICI協会(子猫のお友達という意味?)
その他たくさん。

主人を待つネコ達の写真。ネコ博覧会だ。


ポロン、ポロリン!
竪琴の音色のように星の下で生を受ける子ネコ達に愛の手を。

人里離れた川縁の雑草の中で生みおとされたネコ達、下町の工場の片隅でひっそりと生を受けたネコ達、そんな彼らの未来の安住を願って、一生懸命貰い手を探す人たちがいることを知る。

もちろん幸せな家庭のお母さんネコから生まれて来たネコもいるが、星の下で生まれたネコの方が多いんではないか?って気もする。

3歳、4歳の円熟した?ネコも顔を並べている。
「外国に移住することになったので,このネコもらってください。性格は至って従順で甘えん坊なのです」
「女房がいなくなって、わし独りで猫の面倒を観る自信がない。貰って欲しい」
「わたしはネコを飼って2年経つが、そんな自分に疑問を持つようになった・・・

片耳がないネコ,片目のネコも。
はっとするような,神秘的な2歳の三毛ネコが,実は膀胱を煩っていて、おしっこがうまくできないとか。
「このネコちゃんを見捨てないで!」



子猫もらいます。生後2-3ヶ月。赤の虎猫。しっぽが長いのが理想
などと、ボクはあちこち書き込みをする。返事が来るのだろうか?

ローマやシチリアの猫ではどうしようもない。
ミラノかその近郊の猫を探さなくては。

                      


そして・・・
いたいた、ボクのタイプの子猫が。
行動開始の第一日目。ツイテる。

このネコ、60ユーロだって?
値段がついてるってことは、トクシュなのかな?

だとすれば60ユーロは安すぎる。
チェルトジーノ(ロシアンブルー?)などは、500-800ユーロぐらいするのだ。
僕だって、チェルトジーノを飼ってみたい。その可愛さは何とも形容しがたい。

でも,もちろんそんな余裕もないし、金を払って猫を飼うことに疑問と抵抗を感じるのだ。

相互(探し手と貰い手)のスピリトに従えば、ユーロは不必要,というのがボクの猫哲学。
興味と情愛だけが必要なのだ。

草むらで捨てられていた雑種だっていい。尊い命には変わりないのだから。
可愛い好みの奴。

よォーく面倒みてやるぞー!




でも・・・
たったの60ユーロならいいことにしようか。時間をメチャつぶすのがもったいないしね。
ネコ探し以外にすることはいっぱいあるんだもの。

電話をかけてみる。協会のカタログには飼い主と「直接交渉」となっているからだ。
電話に出た女性と話しがついて、さっそく午後3時に見に行くことにする。


すでに6月に入っていて、34度の北イタリアの午後のことだ。
ミラノからコモ湖に向っての途中のブリアンツァの乾いた片田舎道を走り回る。探しに探してやっと見つかった小さな一軒家。

籠も用意してきた。

ベルを押すと、意外と若い背の高いカップルが出て来た。2人とも30はまだ行っていないはず。
日焼けしていて片田舎の善良な若夫婦って感じだ。

彼女は、子猫を抱いている。

「これよ」
彼女はニコニコ顔で言う。
「これ?この猫、写真のネコ?本当かな?」
「そうとも、おんなじネコだよ」と彼。
div align="center">jj絵・すむらけんじ


信じられないナ。写真の方がずっーと立派だし可愛かった。
顔はまあまあだけど、目のあたりにぶつぶつの斑点があるのが気に入らない。それにしっぽが短い。
でも、抱いてみる。
子猫は弱々しく,訴えるように泣いている。
可愛いというよりも、はかなきものへの憐憫の情が。

60ユーロ払うんだったら、もうちょっと納得したものを。
60ユーロで、自分がシビヤになっているのに驚く。

「ちょっと考えさせてくれないかい?その気になったら明日、電話するよ」

「いいわよ」「いいとも」
不思議なくらい悪びれたところが全くないカップル。

「このネコ、60ユーロの値段がついているけど、特別な猫?(そうには見えないけどね)」

「普通の雑種よ。お金を払ってくれる人は、一生懸命、真剣に育ててくれると思うからよ」
そんなもんかな?

「僕は、ただでもらったネコにでも、700ユーロ払ったネコにでも、そそぐ愛情は同んなじだな」

カップルは、悪びれずにうなずいている。
そして子猫のお母さんネコを紹介してくれる。びっくりするくらい大型の三毛だ。
我が子を奪われることへの関心や不安は全くなさそうで、くりくりした瞳は可愛い。


彼ら、お金が欲しいのではなかろうか、質素な感じだし。そんな考えがすっと横切った。
メッタ不景気な時期なのだ。そうあっても不思議ではなかろう。

その日から、ボクの本格的ネコ探しが始まったのだった。(つづく)
(絵と文・すむらけんじ)

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| 日記風・猫ホフィと我が耳のこと | 18:39 │Comments0 | Trackbacks0編集

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すむらけんじ

作者: すむらけんじ
ミラノに住む広告イラストレーターです。このブログは今まで飼った猫、今飼っている猫のことを綴ったものです。
作者は左耳は生まれつき難聴にかかり、人口内耳に踏み切るまでの耳の歴史、未来のことなども連載しています。

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