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(4)

レジーナさんを紹介してくれたパオラ夫人にメールを書く。
書き込み洋紙には書き込んだが,返送しないことにする。
「僕はどうやら失格したようですね。残念。でも、別を探しますからご心配なく。良い勉強になりましたよ」

惚れ込んだ子猫は自分のものにならなかった幻滅は大きい。
決着を付ける意味と、腹いせも少しばかりあって,送ったメールではあったが・・・

10分後に返信あり。
「失格などしていません。レジーナはあなたのこととっても気に入ったようです。とにかく、代理人をあなたのアパートに送りますから,それから決めましょうよ」

やっぱり、家を見に来ることには変わりないのだ。
見に来られたって,都合の悪いものなど何もないが,そこまでこだわる彼女らのシステムに納得ができないのだ。

それに、3つのバルコニーの一つでも、網をはることなどもってのほかである。

それで,丁寧に断りのメールを送る。


さて、クレモーナ市のM夫人から話あり。別の協会の人である。
「あなたのご注文どおりのとっても可愛いのが残っているの。見に来ません?」

クレモーナ・・・ミラノから西南に25キロ下ったところだ。ちょっと遠い。
でも、M夫人の話しぶりがととっても感じいいので、行く気になる。

彼女は電話で遠慮しいしいこう言ったのだ。
「気を悪くなさらないでね。身分証明書のフォトコピーは、いただけるかしら?」
「もちろん。それだけでいいのですか?」
「そう。気に入れば、猫,すぐにつれて帰ってくださってもいいのよ」

クレモーナはストラスヴァリで有名な古典の街である。
早めにミラノを出て、久しぶりに街の見物でもしようかと、うきうきした気分になる。
「じゃあ,明日の午後,4時に」


翌日、昼食後、そろそろ出かけようとしているところに、又,M夫人の電話。
「ほんとうに申し訳ないけど、ネコ、さしあげられないの。生まれた家の女の子が、泣いて離さないので、お母さんが取り消しにしてくれって、今言いに来たの。だから申し訳ないけど」
てなわけで,クレモーナ行きはオジャン。
MA絵と文・すむらけんじ


別のご夫人のメールが入ったので電話をする。
「とっても可愛いのが6匹も生まれたの。他にも数匹いるんだけど。2匹貰っていただきたいの。それがわたし共の規則よ」
「2匹はむりですよ。1匹だけ」
「可愛そうよ。独ぼっちでは」
「独ぼっちではありませんよ。僕がいますよ」



又別の電話が入る。
「母親ネコも一緒に貰ってくれる人を探しているの」

えーェ?母猫もいっしょに?
姑の面倒まで見れってこと?
それはちょっと。

ぶくぶくビ太った姑ネコ。子猫にちょっと触っただけでも牙剥いてハーッ。
親子ネコに我が家を占領されるのは眼に見えている。

彼女,ぼくの冗談を聞きながら声を上げて笑っている。
「母ネコはまだ,一才半なの。とっても奇麗なネコ。うちの孫がネコアレルギーなので、もう猫は飼わないことにしたのよ」
じゃあ,避妊手術はしてないのですね。我が家はアパート3階で庭はありませんから、欲求不満で大変でしょう。
子猫だけならよろこんで」(つづく)

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すむらけんじ

作者: すむらけんじ
ミラノに住む広告イラストレーターです。このブログは今まで飼った猫、今飼っている猫のことを綴ったものです。
作者は左耳は生まれつき難聴にかかり、人口内耳に踏み切るまでの耳の歴史、未来のことなども連載しています。

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