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sumurakenji(25)

sumurakenji









 真夏の窓辺のホフィ。

 早起きのホフィは窓の外から

 目覚めた主人を見つめていた






眠り続けた左耳・・・・・・・・・
71年後に『人口内耳』に挑戦!(7°story)


せっかく帰国しているのだから、国立病院の耳鼻科で検査を受けた。

その日のうちに検査の回答がでた。主任医者は結果を読みながら言った。

「これは突発性難聴というやつです。まずは直らないでしょうな」
イタリアの医者と同じ事を先生が言う。


sumura

「どうしてこんな事になったのでしょうか?左耳が生まれつき聴こえないので、右に負担がかかりすぎたのでしょうか?」
「さあ、それはないでしょう・・・お年のことも考えてみるべきです

オトシノコトモ(当時60歳)・・・・まともに言われて、イヤーな気分になる。

イタリアでは医者は、まず、年のことは言わない。患者の年を知らないわけではない。真っ先に聴かれるのはあなたの生年月日は?なのだから。『お年のため』と確実な結果が出るまではまず言わない。
でも日本では,年齢はよくも悪くも効果的らしい。患者さん当人にも、医者にも。

「それでは、肉体の老化のためにこんな耳になったのですか?」
「ま・・・そうとばかりは言えないでしょうがねえ・・・」


毎年帰国しているにもかかわらず、その年ほどくたくたになったことはなかった。

9月とはいえ、残暑のためだったのだろうか。
山口の実家から再び上京しても疲れがたまって、何もする気にならない。長年お世話になった人のところにも挨拶もしないでミラノに戻り、それが後で発覚してしまい、それ以後の付き合いも疎遠になってしまった。

その知人の家は文京区の護国寺の歌舞伎役者なども住んでいる高級住宅地にあるのだが、地下鉄を降りて、長い階段を上って行く事を考えただけで、ため息が出て、気力がなくなってしまったのだ。


少しづつ、あきらめのようなものが肉体と精神に忍び込んでくるのを拭う事ができなかった。

好きな音楽との決別もそのうち訪れるかもしれない。

                     :
ミラノの知人たちは、相変わらず専門医たちを紹介してくれる。
絶対行って見なさいと進められると、その気になる。

ミラノのB国立病院にも一週間入院した。
コネがあったから、数日後に呼び出しがかかる。
通常ならば2,3ヶ月はだらだら待たされるのだが,そこがイタリア。

保険会社の入院保険ではなく、国民保険で入院。
いざというときのために、プライベートの保険は取っておかなければならない。
外国で治療を受ける可能性だって出て来るかわからないのだ。

入院と言っても、体はぴんぴんしているのだから、医者の目を盗んで外に出て友人と会ったりしていたら、ばれてどえらく叱られる。

驚いたのは、耳鼻科の聴力検査のための設備がお粗末なことだった。

こんなレベルの物で・・・自慢じゃあないが、一流専門クリニックを飛び回っていたから、立派な設備はたくさん見ていた自分だった。

一週間の入院は何事もなく終わってしまった。耳は相変わらずだった。(つづく)

sumurakenji

Bufala(水牛の乳から作ったモッツァレッラ)
sumurakenji

我が家のすぐ近くに『モッツアレッレ専門店』ができたので、さっそくこれを。

buffara(水牛)のモッツァレッラです。

丸ごとの大きさは、大人のにぎり拳をふた回りも大きくしたくらい。
その存在感に圧倒されます。
味が濃くて敬遠する人もいますが、ともかく食べごたえ充分。

カラーブリアからローマへ、車で戻る途中の田舎のトラットリーア(小さな食堂)ででした。

注文したら一人分として半分に切ったのもを出されました。塩も胡椒もかけず、ガブッ。
周りの人もそうして食べていたからです。

これだけでお腹いっぱい。あとのメニューは省略し、コーヒーだけ飲んでおわり。

ひんやりとした薄暗い店から出たら、紺碧の空が目に染み焼け付くような暑さ。そのままローマへと車を走らせました。
のんびりとした、イタリアの良き時代の思い出のひとつに、このブッファラがあります。(K)
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訪問者の方のコメントと拍手お願いしますね。よろしくK

| 日記風・猫ホフィと我が耳のこと | 04:31 │Comments2 | Trackbacks0編集

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コメント

Re: タイトルなし
でしょう?イタリアの医者は口が裂けても言わない。『おとしのせい』であると、はっきり結果が出るまでは。
『先生っ!年のせいだと言う証拠をみせてくださいっ!』

2011.09.24(Sat) 19:43 | URL | すむらけんじ|編集

そうそう日本では医者はすぐに年齢のせいにします。う~んお歳ですからね~~って言われるとムカっとするけど仕方ないのかなぁと患者が弱気になる。治せれば医者の手柄、治らなくても歳だから...ってわけです。
言ってやりたいわね~あなたも年寄りになるのよって!!

2011.09.23(Fri) 12:52 | URL | AKI|編集

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すむらけんじ

作者: すむらけんじ
ミラノに住む広告イラストレーターです。このブログは今まで飼った猫、今飼っている猫のことを綴ったものです。
作者は左耳は生まれつき難聴にかかり、人口内耳に踏み切るまでの耳の歴史、未来のことなども連載しています。

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