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sumurakenji(27)
sumurakenji
高い所,高い所へと飛躍するホフィ。我が家はこれ以上高い所はない。床から2m半。これで我慢してもらおう。
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眠り続けた左耳・・・・・・・・・
71年後に『人口内耳』に挑戦!(8° story)

マイアミのS子から、電話があったのは、3週間くらいたってからだった。

ボストンのクリニックのDドクターから手紙が届いたことを伝えてくれるためだった。

「気の毒だけど、この病気はもう治らないんですって。唯一の方法は、悪化を遅れさせる事だけなの。ドクターが処方箋を書いて同封してくれたので、ファックスを送るわね。ミラノの専門医に見せたら分かるそうよ」

S子が送ってくれたファックスは、一枚がドクターからの手紙、もう一枚がぎっしりとボクにはさっぱり分からないものだったが、処方箋にちがいなかった。

S子がくり返して言ってたように、とても誠意のある回答文だったと思う。

いくら払えば良いんだろうね?
「お金はいらないそうよ。だから、あなたの方からお礼の手紙出しとくのよ」

解決法は見つからなかったとはいえ、ボストンのドクターに深く感謝した。

そして誠意を持って手助けしてくれたS子と彼女の旦那にも。


悪化を遅らせる・・・その対策は必要だ、とは思う。
人間はいずれは死ぬ事が分かっているのに、あの手この手で最期を遅らせているのだから、原理は同じ。


1998年の夏からはじまって、1年半経とうとしていた。 
その間、急激な退化はあったにしろ、一時治まっている風だった。

しかし、将来又近いうちに退化するだろう。

そして、いつの日か、全く聴こえなくなるのだろうか。
そうなれば、自分は完全な聾者になってしまうだろう。何しろ左耳が全く聴こえないのだから。



これで、ボストンに行って治療を受ける夢もなくなった。
長年契約していた保険会社の入院保険も、後数ヶ月で切れるから解約しようと力なく考える。
入院すれば特級寝室を提供されるので、すごい高額だがもう続けても意味がない。

気を取り直して、ある専門医のところにDドクターの処方箋を持って行く。
医者はこの処方箋と一緒に、血液をある病院に送りなさいと言う。

ある研究所とは・・・ なんとスイスの研究所のことだった。ジュネーヴだったかチューリッヒだったか、もう思い出せないけど、とにかく、ある権威ある研究機関とのことだった。

特殊なクリニックに行って、採血してもらう。
採血といっても、フツウの採血ではなくとても凝ったものらしい。

それを国際特急配達便に持っていって、スイスへの発送を頼んだ。
採血から特急配達会社へ・・・あっちこっちと大変な一日だった(つづく)


すむらけんじ
Spaghetti alla puttanesca

スパゲッティ・アッラ・プッタネスカ娼婦的スパゲッティ?
sumurakenji
ナポリのプッターナ{娼婦}が、忙しい仕事の合間に、サッサッと手早く作って腹ごしらえをしていたので、そう呼ばれるようになったとか、彼女らが腹の減った客にこれをもてなしていたからとか、説はいろいろあるようです。でも、正直なところ、どこまで信じていいのやら、疑問です。

パスタは有名でも、その名前の由来まではっきりと知らないイタリア人は結構いるからです。
唐辛子をたっぷり使っているので、Piccanteピッカンテ(辛い)なパスタというところから、この名前がついているのだろうという人もいます。(Piccanteは、性的な刺激的な意味でも使われることがあるようです)

ともかく、自由に判断してください。「雰囲気」はこう言ったたぐい、とてもイタリア的名前です。
トマト、にんにく、とうがらし、カッペリ、黒オリーブ、ありあわせのアンチョピをオリーブ油で炒めて出来上がり。
30分足らずで、もう、食卓にプロント。ナポリの娼婦ならずとも、スタミナを必要とする多忙な現代人にだって欠かせないプリモなのです。


sumurakenji
南部でもずいぶん食べましたが、味は濃く辛く、どす黒く、見かけはあまりいいものではありませんでした。
これ、ミラノの大衆食堂に行けば、たとえメニューにはなくても、頼んだら作ってくれるところは多い。

けんじレシピとしては、基本的には同じでも、さっぱりとしたイメージのものを作ってみました。
濃い目のオリーブ油で炒めるのは同じですが、トマトは少し後に加えます。
缶詰目のトマトではなく、よく熟れた生のトマトを使えば最高。

唐辛子はたっぷりいれ、悲鳴をあげるほど辛い・・・のがこのパスタの真髄?。
アンチョピとにんにくの焦げ目の香ばしい味。カッペリがそれを緩和してくれる・・・
バジリコの季節ならば,思い切り入れて,一緒に煮込んで香りをたっぷり出す。これは僕のアイデアです。
あくまでも庶民の味、庶民のテーブルということを念頭に友人にごちそうすれば、ディ・ステファノのナポリ民謡も聴こえて来そうなひと時となるでしょう。

| 日記風・猫ホフィと我が耳のこと | 02:09 │Comments0 | Trackbacks0編集

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すむらけんじ

作者: すむらけんじ
ミラノに住む広告イラストレーターです。このブログは今まで飼った猫、今飼っている猫のことを綴ったものです。
作者は左耳は生まれつき難聴にかかり、人口内耳に踏み切るまでの耳の歴史、未来のことなども連載しています。

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