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sumurakenji(32)
sumurakenji

バルコニーのオリーブの木で爪研ぎをするホフィ。家具が傷まなくて大助かりです。
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眠り続けた左耳・・・
71年目に『人工内耳』に挑戦する!(10°story)


だが、悲しいかな、その頃はまだ、突発性難聴の初期だったのだ。
ミラノに戻って数ヶ月したときにはっきりした異変を感じた。

半年後に、エッセン歌劇場で聴いた時は、万事休すってな感じだった。
R・シュトラウスの「エレットラ 」は、めちゃくちゃに音が外れ、ときどき口ぱくぱくで声さえ届かなかった。
翌日、気を取り直して別のオペラを観たが、途中で劇場を出てしまった。


補聴器を付けていてさえも、レコードやCDもレシーバーをつけなければ聞けなくなり、それさえも満足させてはくれない状態になっていた。

映画館に行く事も止めた。それまではよく友人たちと行ったし、終わった後食事に行くのも楽しかった。
音響のいい映画館で、スピーカーに近いところに席を取ってみたが、スピーカーから耳までの空間で音が分解し、しゃべっていることも理解出来るのは、せいぜい20パーセント、そのうち全く理解出来ないようになる。

音楽への未練を断ち切ろうと真剣に考えたざる自分。


そして、2000年の夏。

ヘルシンキ在住ののクラスメートが幹事になってのクラス会に出席。
(1996年にはボクが幹事で北イタリアでクラス会があった。その頃は耳もまともだったし、ボクの人生での一番いい思い出の一つかも知れない)

ボクは気の進まぬ想いで、ヘルシンキに向かった。
こんな醜態をクラスの連中に見せるのが、耐えられなかった。
でも、ヨーロッパ狭しといえども、フィンランドには一度も行ったことはないので、もしかしたら最初で、最後のチャンスかもしれないのだ。
自分の弱気にも勝ちたいと思った。難聴よりもっと辛い病気だっていっぱいあるではないかと。

思いの他、クラスメートは皆親切だった。みなさんはボクの不幸!を知っているらしかった。
だから、どこへ行くにもボクが迷子になったり車にひかれないよう、気を使ってくれるのがわかった。
SUMURAKENJI

ヘルシンキ市郊外の湖畔に近く、3人の建築家が建てた 3つの家は、博物館になっていて、今回の見学の白眉になっていた。
だが、説明は一切聞き取れない自分を再認識し、聞くのをやめて自分勝手に見学していた。
その湖畔にサウナがあって、それに入るのも、プログラムになっていたので楽しみにしていた。
見学が終わって、幹事はサウナの事を説明している。


「・・・さあ、行動開始!サウナに行ってください」
彼らの後からボクもいそいそと歩き出した。
ばらくして、後ろから幹事の息をきらした声を聞いた。

「違う違う、最初は女性だけ!男はまず食事だよ!」

自分のの失態にボクは笑い出した。
後へ戻ると、男どもは皆笑っている。
「気がつくまでほっとこうかって話してたんだけどね」
B君がちゃめっけたっぷりに言った。(つづく)
すむらけんじ

sumurakenji
この頃、巷のカップチーノの質が落ちたような感じで不満だったけど、昨日、僕のコンピュータのマエストロ、H君と、ミラノのど真ん中、レストランSavini の前でばったり。
彼とそこのカップッチーノを飲んだら,おいしかった。器も大きくこぼれるくらいたっぷりで、見栄えも抜群。
生クリームも入っているらしく味も良かった。ちなみにスタンドで2ユーロ。
(普通の店では1.2から1.3ユーロが相場だけど・・・)

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| 日記風・猫ホフィと我が耳のこと | 03:56 │Comments0 | Trackbacks0編集

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すむらけんじ

作者: すむらけんじ
ミラノに住む広告イラストレーターです。このブログは今まで飼った猫、今飼っている猫のことを綴ったものです。
作者は左耳は生まれつき難聴にかかり、人口内耳に踏み切るまでの耳の歴史、未来のことなども連載しています。

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