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sumurakenji

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おともだち

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SUMURA

プラハ散策』より N°1
地下鉄で見つけたプラハ国立歌劇場の11月のプログラムのポスター。
その出し物の豊富なのに驚いてしまう。
12、3のポピュラーなオペラやバレエがほとんど毎夜の公演だ。
スカラなどとは比べ物にならないほどエネルギッシュだ。
プラハ国立歌劇場オーケストラの質の高さは知られている。
70年代、ここでカール・ベームやB.ニルソンなどで録音された『ドン・ジョヴァンニ』は数多くある中で。僕の最も好きなドン・ジョヴァンニだ。

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眠り続けた左耳・・・
71年後に『人工内耳』に挑戦!(21° Story)

2011年の年も明けて・・・

アメリアという女医さんのところに,ほぼ一回、毎週通うことになる。

彼女はLOGOPEDIA(ロゴペディーア)専門の先生である。
人工内耳後は人間の耳を通してでなく、機械によって外部の音が脳に伝わるので、脳は驚いてしまうというか反応を示さない。だから脳が、正しい言葉として聞き取ることが出来るようにを学習させなければならない、その訓練をしてくれる専門家である。

A,E、I、O、U・・・彼女は口元を隠して発音するわけだが、ボクにはそれさえ困難なことなのだ。
ましてや、赤い、青い,すみれ色、きいろ、黒い・・・などと込み入って来ると,なおさら難しい。
音はまだ聴こえないから、振動で判断しなければならない。
こんな苦労、何時まで続くのだろうか。

アメリアさんは、ロシア人を思わせるショートカットの灰色の髪と目、色白で、丸いふっくらした丸顔とやはりふっくらした大柄の人、でも100パーセントイタリア人なんだそうな。
彼女の発音の美しさには驚く。RとLは同じくエッレと発音する。Rの場合は巻き舌になるが彼女はきれいに明確に発音するので,じきに区別出来るようになる。

ボクにとっては難しいレッスンだが、でも、3回目のとき、いくらかの進歩は見えると激励してくれる。

本当かな?

「勘とファンタジーで答えることがたびたび」と言うと,彼女はそれが大切なのよ、と言ってくれる。

理想的には毎日欠かさず,20分でもいいから続けること、とアメリアさんは言う。

親友達にその苦労をお願いする。
だだの言葉の反復のようだが、かなりのエネルギーを必要とする仕事なのだ。
どうかして分からせようと、しっかり発音することにエネルギーがいるのだと思う。

友人のマルコは辛抱強く,長時間やってくれる。
だが,彼自身としてはとても否定的なのである。

71年も眠っていた神経が目を覚ますなんて,笑いごとだと言い切る。激しい苦論になったので、もう頼むのをよそうかと思案していたら,2日後に電話がかかってきた。
「今日、午後から,オレ,空いてるよ」
そして,ボクが気が済むまで、辛抱強くつき合ってくれる。

マルコは母国語の日本語もやるように進めてくれる。
意外と適当な日本人の友達が少ないのに我ながら驚いた。


病院のマッピングにも1ヶ月に1回くらいの割で行く。2月のマッピングのときは、1時間以上もかかった。そのときは、ドクター・デルフィもびっちりのフル立ち会いだったので、メーカーからの派遣指導員のも一生懸命だった。

ドクターの言うこと、テクニコの言うこと,アメリアさんの言うことにも、少しずつ違っている場合もある。そのときは自分で判断するしかない。


ともかくまだ,効果は表れていないのが現実だ。
無理もない。最初のマッピングから2ヶ月経ったばかりなのだから。
4ヶ月で、効果が少しづつ現れ、1年後にはかなりの進歩・・・というのが、一般的らしいのだが、ボクの場合,それは無理なのである。71年後に目覚めた神経は,そう簡単に起きてはくれないのだ。

インターネットでよく勉強している外科医看護士のロっコが言った。
「6ヶ月なんてとても無理、最低1年くらいはかかるよ」

「先生、6ヶ月で、効果を見るのは無理と、友人に言われましたが」
「そうかもしれない。1年半、いやもっと。2年かな?」

失望は隠せない。長い、なんぼなんでも・・・

「でもね。絶対聴こえるようになるんだから,頑張らなくちゃあア」
ドクターの快活な声で我に返る自分。

本当にそうだと思う。
もし結果が期待したように出なくても,この手術をしたことに後悔はしないだろうと自分は確認できたから、前へ進んだのだった。
希望に向けて気を取られるってことは素晴らしいことだし、必要なことなのだ。(つづく)
えと文・すむらけんじ
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| 日記風・猫ホフィと我が耳のこと | 06:25 │Comments0 | Trackbacks0編集

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すむらけんじ

作者: すむらけんじ
ミラノに住む広告イラストレーターです。このブログは今まで飼った猫、今飼っている猫のことを綴ったものです。
作者は左耳は生まれつき難聴にかかり、人口内耳に踏み切るまでの耳の歴史、未来のことなども連載しています。

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